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蜃気楼大平鉢

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ページID:0001897 更新日:2022年1月17日更新 印刷ページ表示

正院色絵蜃気楼図大平鉢写真

正院色絵蜃気楼図大平鉢

しょういんいろえしんきろうずおおひらばち

  • 器高10cm、口径44.3cm、底径20.4cm
  • 19世紀(江戸時代末)

 正院焼は、正院村(現在の正院町)の弥蔵こと次兵衛(?-1837)が焼いたもので、別名弥蔵焼ともいう。当初は越中瀬戸風の雑器を焼いたが、後に色絵を学び、九谷風の作品を数多く残した。正院窯は、次兵衛の死後ほどなくして廃絶したようであるが、その存続年代・位置について、正確なことはわかっていない。
 この平鉢は、はまぐりが蜃気楼を吐き出すという幻想的な構図である。