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すえきはそう
ハソウは、胴部に円孔があけられており、その孔に竹など管をさしてそそぎ口とした注器と考えられている。器高20cm以下のものがほとんどであるが、5世紀には樽型の大型品もあった。孔は円筒状工具により突き抜かれ、円盤状の粘土塊が内部に抜け落ちる。本品のように粘土塊より頸内径が狭いと、そのまま容器内に残り、振るとカラカラと音をたてる。 底は丸く仕上げられ単独では起たないため、くぼみに据えたか器台を使ったと思われる。