本文
叩壺
珠洲叩壺
すずたたきつぼ
- 出土地未詳
- 器高37.2cm、口径24.5cm、胴径35cm、底径15.2cm
- 12世紀後半(平安時代末)
創業期に位置付けられるこの叩壺は、底部から直線的に開く重心の高い器形と、薄く反り返った口縁によって、スマートで華奢な印象を与えている。成形はロクロへの依存度が高い点が特徴で、叩きは胴中位を緻密に叩き締めるにとどまる。創業期においては、この壺のように装飾のない量産品であっても、作りが丁寧で器形の美しさを考慮しつつ作ったものが多い。
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すずたたきつぼ
創業期に位置付けられるこの叩壺は、底部から直線的に開く重心の高い器形と、薄く反り返った口縁によって、スマートで華奢な印象を与えている。成形はロクロへの依存度が高い点が特徴で、叩きは胴中位を緻密に叩き締めるにとどまる。創業期においては、この壺のように装飾のない量産品であっても、作りが丁寧で器形の美しさを考慮しつつ作ったものが多い。