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本文
すえきだいつきちょうけいへい
二ノ谷(にのたん)の丘陵では、35基の横穴墓が確認されている。出土品は、第二次大戦前に採取され、その後保管場所を転々としていたもので、須恵器31点、ガラス玉3点、管玉4点が現存する。6世紀後半から7世紀末にわたる資料が含まれており、当横穴墓群の造営期間を示していると考えられる。 本品は頸部と胴部を平行線で区画し、櫛状施文具で頸部は縦の条線、胴部は斜めの刺突文で間を埋めている。吹き付けたような灰白色の自然釉が、独特の景色を生じている。