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牡丹唐獅子図平鉢

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ページID:0001172 更新日:2022年1月17日更新 印刷ページ表示

正院色絵牡丹唐獅子図平鉢の画像1正院色絵牡丹唐獅子図平鉢の画像2

正院色絵牡丹唐獅子図平鉢

しょういんいろえぼたんからじしずひらばち

  • 器高6.7cm、口径37.0cm、底径18.5cm
  • 19世紀(江戸時代末)

 牡丹と唐獅子が器面いっぱいに描かれる大胆な構図と、釉を厚く盛り上げる手法は、九谷風を意識したものであり、底部には「九谷」「本山」の銘が入る。赤、青、紫、緑、黄の五色を基本とする正院焼において、牡丹の桃色は珍しい。
 次兵衛の本業は染物であったが、塗り物や彫刻もこなす手先の器用な人であった。こうした絵付けの多くは本人の手になるものとみられるが、長谷川文龍、山崎雲山、赤絵勇次郎の絵付けも知られており、また九谷からも陶工が往来していたらしい。