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バイオマスと為五郎

ページID:0001110 更新日:2022年1月17日更新 印刷ページ表示

バイオマスメタン発酵施設

 珠洲市では平成19年8月より「珠洲市バイオマスメタン発酵施設」を本格稼働しました。これは「バイオマスエネルギー推進プラン」と銘打ち、地域の「下水道汚泥」、「し尿」、「浄化槽汚泥」、「農業集落排水汚泥」、「生ごみ」の5種類を一括混合処理するものです。これら5種類のバイオマスを、一括処理することで発生するメタンガスを有効活用し、処理の最終過程で発生する消化汚泥は、肥料化し、『為五郎』の愛称で、地域の緑農地に還元しています。この取組みは、各廃棄物の処理施設を集約することと、化石燃料に変わる、未利用バイオマスの有効活用、さらには、処理残物を肥料として農地還元するなど、地球温暖化防止や地域循環型社会形成の推進に大きく貢献しており、「コスト縮減」と「環境配慮」を両立する施設です。

バイオマスメタン発酵施設の画像

バイオマスメタン発酵施設の処理フロー

 ここでバイオマスメタン発酵施設の処理フローを説明します。

バイオマスメタン発酵施設の処理フローの画像

受入・前処理設備

 『浄化槽汚泥』、『し尿』は、バキューム車で搬入され、夾雑物を取り除きます。『し尿』についてはそのまま混合槽に投入されます。『下水道汚泥』や『農集排汚泥』と夾雑物を取り除いた『浄化槽汚泥』は固形物濃度が低いことから濃縮処理を行ない、混合槽へ投入します。

 『生ごみ』は不適物を除去し、バイオマスの機能を高めるために破砕されたのち分別されます。その後、生ごみの油脂分の分解を促進するため可溶化槽へ投入します。この可溶化槽で温水と混ぜ合わせ、約50℃で1日以上滞留させ混合槽に投入します。

メタン発酵設備

 前処理され混合槽に投入された5つのバイオマスの原料は、均質化されメタン発酵槽に投入されます。メタン発酵槽内は約37℃に加温され約19日間滞留する間に、微生物の働きによって消化され、バイオガスを発生します。

ガス利用設備

 メタン発酵槽内に発生したバイオガスは、硫化水素を除去した後、ガスホルダーに貯留され、ボイラーの燃料として利用されます。メタン発酵槽の加温や乾燥機の熱源として有効活用されております。

汚泥脱水・乾燥設備

 発酵された消化汚泥は、脱水機によって脱水され、乾燥機によって乾燥された後、造粒・袋詰の過程を経て肥料となります。

為五郎について

 5つのバイオマスの処理過程で発生する消化汚泥は、公募により『地球やみんなの為になる、5つのバイオマスから生まれた肥料』ということで『為五郎』という愛称で呼ばれています。『為五郎』は2カ年にわたる性能評価研究においても安全性を満たしております。緑農地に還元するため、無料で配布しておりますので、ご希望の方は環境建設課上下水道係(82−7786)までご連絡願います。予約を頂いてから2、3ケ月待ちの状況となっておりますのでご了承願います。

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