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砂取節

ページID:0001287 更新日:2022年1月17日更新 印刷ページ表示

砂取節(すなとりぶし)
砂取節の画像

 揚浜式塩田では、塩作りを始める前に、粘土で塩田の底を固め、その上に砂を敷き詰める。砂の良し悪しが生産に大きく影響するため、きめの細かい砂を船で運んだ。その船を繰りながら歌った歌が砂取節である。砂を満載した船は常に転覆の危険が伴う重労働であった。歌詞はそのあたりを反映して、船に乗る男性を女性が案ずるものや、仕事に従事するお互いをいたわりあった、情感あふれるものが多い。いつ頃から歌われたかはっきりしないが、江戸前期ころからであろうといわれている。