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黒丸家住宅

ページID:0001285 更新日:2022年1月17日更新 印刷ページ表示

黒丸家住宅(くろまるけじゅうたく)
黒丸家住宅の画像

 この家は、建物の古さと格式をもった間取りと屋敷構えをみると、中世名主の系譜をひく家柄と考えられる。唯一の手がかりは過去帳であるが、ここには明応9年(1500)など、室町時代に始まり、60人をこえる先祖が記してあり、古くから続く家であることを示している。
 建築年代は明らかではないが、石川県の民家の中では最も古い様式であり、古さを示す特徴としては、「にわ」にたつ4本の独立柱があげられる。表向きの座敷部分と裏の家族向きの両部分をもち、近世初頭の十村級住宅にみられる特徴をそなえている。