4月 臨時休館日のお知らせお客様へのお願い〇ご入館の際は、新型コロナウィルス感染防止対策として、マスクの着用と手指のアルコール消毒 の実施について、ご理解とご協力をお願いします。〇発熱、咳、喉の痛み等の体調に不安がある方はご来館をお控えいただくようお願いいたします。
珠洲焼の歴史珠洲焼は、12世紀後半(平安時代末)から15世紀末(室町時代後期)にかけて珠洲郡内で生産された、中世日本を代表する焼き物のひとつです。窯は半島先端部に築かれ、海運により日本海沿岸の東北、北陸の各地や遠く北海道まで運ばれていました。陸上交通が発達していなかった当時において、遠隔地への往来や物資の輸送には、水上交通(海・川・湖)のほうが便利であったと考えられます。焼き物という重量物を出荷する流通コストの面では、日本海に突き出した能登半島は地の利があったといえます。14世紀には最盛期を迎えて、日本列島の四分の一を商圏とするまでになりましたが、15世紀後半には急速に衰えて間もなく廃絶しました。窯跡は、宝立町にある法住寺古窯跡をはじめ、約40基の古窯が調査によりわかっています。珠洲焼の特徴珠洲焼の特色は、須恵器の系統を継ぎ、粘土紐を巻き上げ、叩きしめて成形を行い、「還元焔燻べ焼き」で焼き上げる点にあります。無釉高温のために、灰が自然釉の役割を果たすことが多く、幽玄ともいえる灰黒色の落ち着いた美しさを醸し出します。当時は、甕、壺、摺鉢などの日用品が多く焼かれていました。現代の珠洲焼は当時と作陶工程はほぼ変わらないものの、甕、壺、摺鉢をはじめ、花器、酒器(徳利、ぐい飲み、お猪口)、湯呑、茶器(抹茶碗、急須)、ビアカップ、コーヒーカップ、大皿、小皿、鉢、箸置きなど多様なものが陶工の手によって作られています。また、その味わいは、使い込むほどに味わいが出てくるものとなっています。
◎使うことで落ち着いた肌ざわりに珠洲焼の表面の凸凹は、使いこむことにより角が取れて使いやすくなります。使うほどに落ちついた色つやとなり、自分だけの愛着ある逸品となります。◎ビアカップ、ビールジョッキの上手な使い方釉薬を使わないため、表面の凸凹がビールの泡立ちをきめ細かにしてくれます。最後まで美味しく飲むことが出来ます。あらかじめ、ビアカップやビールジョッキを冷蔵庫に入れ、冷やしてお使いになると、より一層美味しくいただけます。◎花器の花が長持ちします鉄分を多く含んだ粘土で、釉薬を使わず高温で焼き締める焼き方のため、水の浄化機能をしてくれます。水の状態が良く、お花を長く楽しめます。花器、酒器、湯呑、ビアカップ、コーヒーカップなど多数取りそろえています。商品の発送いたします。送料はお客様の負担となりますので、ご了承ください。珠洲焼に関するお問い合わせは、珠洲焼館まで。電話、FAX、メールなどお気軽にお問い合わせください。
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